バーチャルオフィスツールの料金は?5人・10人・15人のチームでいくらかかるか。
著者:Jitto Joseph料金8分で読めます

ここで扱うのは、住所を借りるバーチャルオフィスではなく、リモートチームが毎日集まるオンラインのオフィスツールです。多くは1人あたり月5〜20ドルで、10人のチームなら月50〜200ドルほど。1人ずつではなくオフィス単位で料金を決めるツールもあり、無料プランで10人まで使えるものも制限つきであります。以下の料金はすべて各社の料金ページから2026年11月3日に確認したものです。私たちは10製品のひとつであるTinyFloorをつくっているので中立ではありませんが、各社のページに書かれていることだけを載せています。
要点
- 1人あたりの料金なら、メンバー1人につき月4.80〜20ドル。10人のチームで月48〜200ドルです。
- 10製品のうち2つはオフィス単位の料金です。TinyFloorはオフィス全体で月29ドル、oViceは小さなスペースが年払いで月¥7,315(税込)からです。
- 年払いがあるツールでは、おおむね10〜20%安くなります。RoamとTinyFloorは月払いのみです。
- 無料プランには必ず効いてくる制限があります。人数、1日の時間、会議の長さ、あるいは誰でも入れる公開スペースであることです。
- 最低人数があると小さなチームの料金が変わります。Sococoは最低10席、Kumospaceは最低5人分の請求です。
バーチャルオフィスツールの料金体系は?
ほとんどのツールは次の4つのどれかで料金が決まります。チームの人数をかけると、見出しの金額より料金体系の違いの方が大きく効いてきます。
- 1人あたり. メンバー、ユーザー、席ごとに毎月かかる料金です。Gather、Kumospace、SoWork、Spot、WorkAdventure、SpatialChatがこの方式です [2][3][4][5][6][7]。人が増えるたびに料金も増えます。Gatherの詳細はGatherの料金ガイドをどうぞ。
- アクティブなメンバーごと. Roamは、その月に実際に使ったメンバーだけに月19.50ドルを請求します。月払いのみで、年払いはありません [8]。
- オフィスやスペース単位. 誰が入っていてもスペースの料金は同じです。TinyFloor Proはオフィス全体で月29ドル [1]。oViceのEntry-Sは、10人前後で使うスペースが年払いで月¥7,315(税込)です [9]。
- 席ごと、最低席数と通話時間つき. Sococoは1席あたり月13.49ドルを年払いで前払いし、最低10席から。1席あたり月500分が含まれ、超過は1,000分ごとに5ドルです [10]。
5人・10人・15人のチームの月額は?
月払いの税抜価格です(Sococoは年払いのみ)。10人のチームで月29〜200ドルと、ほぼ同じ部屋・通話・チャットの組み合わせで7倍近い差があります。ほかの人数で計算するなら、同じ料金をもとにしたバーチャルオフィス料金計算ツールが使えます。
| 製品 | 料金体系 | 5人 | 10人 | 15人 |
|---|---|---|---|---|
| TinyFloor Pro | オフィス単位 | $29 | $29 | $29 |
| Spot Basic | 1人あたり | $30 | $60 | $90 |
| SoWork Basic | 1人あたり | $30 | $60 | $90 |
| SpatialChat Business | 1人あたり | $40 | $80 | $120 |
| oVice Entry | スペース単位 | $78 | $78 | $294 |
| WorkAdventure Business | 1人あたり | $55 | $110 | $165 |
| Gather Essential | 1人あたり | $75 | $150 | $225 |
| Roam | アクティブなメンバーごと | $97.50 | $195 | $292.50 |
| Kumospace Business | 1人あたり、最低5人 | $100 | $200 | $300 |
| Sococo | 1席あたり、最低10席 | $134.90 | $134.90 | $202.35 |
oViceの料金(日本円)は?
oViceは日本の会社なので、日本語の料金ページでは税込の日本円で料金が出ています。14日間の無料トライアルがあり、終わると自動でFreeプランに移ります。Freeは管理者1名・スペース1つで、正式リリース前の機能が先に出る環境とされています [11]。
年払いにするとどれだけ安くなる?
年払いがあるツールでは、前払いと引き換えにおおむね10〜20%安くなります。10人のチームの1年分は次のとおりです。
| 製品 | 月払いの1年分 | 年払い | 割引 |
|---|---|---|---|
| TinyFloor Pro | $348 | 月払いのみ | — |
| Spot Basic | $720 | $576 | 20% |
| SoWork Basic | $720 | $648 | 10% |
| oVice Entry-S | $936 | $780 | 17% |
| SpatialChat Business | $960 | $760 | 21% |
| WorkAdventure Business | $1,320 | $1,080 | 18% |
| Sococo | 年払いのみ | $1,618.80 | — |
| Gather Essential | $1,800 | $1,440 | 20% |
| Roam | $2,340 | 月払いのみ | — |
| Kumospace Business | $2,400 | $1,920 | 20% |
無料プランでできることは?
10製品のうち6つに無料プランがあり、それぞれ制限の種類が違います。チーム全員が入れる無料プランはどの有料プランよりお得ですが、会議がすぐ切れたり、誰でも入れたりするなら話は別です。各製品の違いはバーチャルオフィスツール比較にまとめています。
| 製品 | 無料プラン | 効いてくる制限 |
|---|---|---|
| SoWork | 10人まで | 会議は30分で終了。録画・分析なし |
| WorkAdventure | 同時接続10人まで | 同時に11人以上はBusinessが必要 |
| SpatialChat | 12人まで | 会議は1日2時間、部屋は4つ |
| Kumospace | メンバー5人とゲスト50人 | 公開スペース。鍵をかけるにはBusinessが必要 |
| TinyFloor | 3人まで | 全機能。チャット検索は直近90日 |
| Gather、Spot、Roam、Sococo | なし | トライアルのみ(GatherとSpotは30日、Roamは14日) |
ほかに料金を左右するものは?
- 最低人数. Sococoは最低10席なので、5人のチームでも10席分を払います [10]。Kumospace Businessは最低5人 [3]、oViceのBusiness Starterは20名分が基本料金に含まれます [12]。
- 含まれる時間. GatherのEssentialは、録画が20時間から、文字起こしとゲストの招待が30時間からです [2]。Sococoは1席あたり月500分が含まれます [10]。会議が多いチームは上限を超えたときの扱いを確認しましょう。
- ゲスト. Gatherはメンバーに課金し、ゲストには課金しません [2]。Roamのゲストは無料です [8]。Kumospaceにはゲスト50人が含まれ、1人あたり週4時間まで入れます [3]。
- 価格の改定. Roamは2027年の価格を公開しており、アクティブなメンバー1人あたり月20.88ドルです [8]。TinyFloorの29ドルは2027年3月1日までに契約したオフィス向けの創業価格で、契約を続ける限り変わりません。それ以降の新規契約は39ドルです [1]。
- 録画とAI. 録画、文字起こし、AIの議事録は、安いプランと高いプランを分けるポイントになりがちです。SoWorkは無制限の録画とAI要約をPremium(年払いで1人月12ドル)に [4]、Kumospaceは録画をBusinessに含めています [3]。
どの料金体系がどのチームに合う?
- 毎日一緒に働くチーム. 1人あたりの料金だと、新しいメンバーが増えるたびにコストも増えます。オフィス単位の料金ならチームが大きくなっても変わらないので、全員が一日中いたいチームに向いています。
- 月ごとに人数が変わるチーム. Roamのアクティブメンバー課金なら、その月に使わなかった人の分は払いません [8]。
- 録画、AI議事録、シングルサインオンが必要なチーム. 上位プランの1人あたり料金を見込みましょう。Gatherは時間内で録画とAIメモを含み [2]、SoWorkはPremiumに含めています [4]。シングルサインオンは多くがエンタープライズ向けですが、oViceはEntryから使えます [11]。
- まず1週間試したいチーム. 制限つきの無料プランより、トライアルから始めましょう。GatherとSpotは30日 [2][5]、RoamとKumospaceとoViceは14日 [8][3][11]、TinyFloorはチーム全員でProを14日 [1]、SoWorkは7日です [4]。多くはカード不要です。Discordで済ませる手もありますが、その長所と限界はDiscordを仕事で使うにまとめました。
出典
- 1.TinyFloor pricing · 3人まで無料。Proはオフィス全体で月29ドル(2027年3月1日までの創業価格、以降は39ドル)。Proの14日間トライアル。
- 2.Gather pricing · Essential:1人月12ドル(年払い)、月払い15ドル。30日間トライアル。録画20時間から、文字起こしとゲスト30時間から。
- 3.Kumospace pricing · 5人まで無料(公開スペース)。Business:1人月16ドル(年払い)、月払い20ドル、最低5人。ゲスト50人、週4時間まで。
- 4.SoWork pricing · 10人まで無料(会議30分)。Basic:1人月5.40ドル(年払い)、月払い6ドル。Premium:年払い12ドル、月払い15ドル。7日間トライアル。
- 5.Spot pricing · Basic:1人月6ドル、年払いで20%引き。Growth:10ドル。30日間トライアル、無料プランなし。
- 6.WorkAdventure pricing · 同時接続10人まで無料。Business:1人月9ドルから(年払い)、月払い11ドル。
- 7.SpatialChat pricing, Virtual Office · 12人で1日2時間まで無料。Business:1人月8ドル、年76ドル。
- 8.Roam pricing · アクティブなメンバー1人月19.50ドル、月払い。2027年は20.88ドル。ゲスト無料。14日間トライアル。
- 9.oVice pricing · 英語版:Entry-S 年払いで月65ドル、月払い78ドル。Entry-M 245ドルまたは294ドル。Business Starter 20人から1人月16ドル。
- 10.Sococo pricing · 1席月13.49ドル(年払い前払い)、最低10席、1席月500分、超過は1,000分ごとに5ドル。
- 11.ovice 個人・小規模向け料金プラン(Entry) · Entry-S 年払い月¥7,315、月払い¥8,778(税込)、推奨10人・同時最大50人。Entry-M 年払い月¥27,316、月払い¥32,780。14日間トライアル後にFreeへ移行。EntryでSSOが使える。
- 12.ovice 企業向け料金プラン(Business) · Business Starter 年払い月¥36,300(20名分を含む)、月払い¥43,560。追加ユーザー1名¥1,815(年払い)、¥2,178(月払い)。



