1on1で使える質問:本音が返ってくる聞き方。
1on1は、相手のための唯一のミーティングです。マネージャーが問題に早く気づける場所であり、リモートチームでは多くの場合、唯一の場所でもあります。テーマ別の40の質問、シンプルな進め方、そして進捗報告の場にしないためのコツを紹介します。
著者:Jitto Joseph6分で読めます
いい1on1の進め方
- 相手のミーティング. まず相手に話したいことを出してもらいましょう。自分の話はそのあとです。
- 進捗報告ではない. 進捗はタスクボードで。時間は相手のために使いましょう。調子、障害、目指したい方向。
- 毎週か隔週、同じ時間に. 30分、めったに動かさない。頻繁なキャンセルは「あなたは後回し」と伝えてしまいます。
- 共有のドキュメントをひとつ. 週のあいだに二人で話題を書き足し、決めたことを残せば、ミーティングの間で何も失われません。
- 質問は少なく、深く. いい質問2つと本気の深掘りは、リストを読み上げる10の質問に勝ります。
シンプルな進め方
| パート | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| チェックイン | 5分 | 相手の言葉で、今の調子 |
| 相手の話題 | 10〜15分 | 相手が持ってきたこと |
| 自分の話題 | 5〜10分 | フィードバック、背景、これからの変化 |
| 次の一歩 | 5分 | 次回までにそれぞれがやること |
最初に聞く質問
- 1.
最近どう?本当のところは?
「本当のところ」が「元気です」以上の答えを引き出します。答えを待ちましょう。
- 2.
今週、気になっていることは?
仕事でもそれ以外でも、何でも話せる開かれた質問です。
- 3.
今週いちばんよかったことは?
いい話から始まり、何がその人のエネルギーになるかがわかります。
- 4.
今週、エネルギーを奪われたことは?
疲れさせている仕事や会議、人が見えてきます。
- 5.
今週を10点満点で言うと?
数字なら、数週間の変化に気づきやすくなります。
仕事量と優先順位
- 6.
仕事量は多すぎる?少なすぎる?ちょうどいい?
はっきり聞きましょう。抱えすぎていると自分から言う人はまれです。
- 7.
今の仕事で、いちばん大事だと思うのはどれ?
相手の優先順位が自分と合っているかを確かめられます。
- 8.
意味がないと感じている仕事はある?
やめていい仕事が見つかることがよくあります。
- 9.
何かをやめるとしたら、何をやめる?
何を大事にしていて、何を手放したいかがわかります。
- 10.
集中できる時間は足りている?
会議の多さは、リモートでいちばんよく聞く不満のひとつです。
困りごととモヤモヤ
- 11.
今、何が仕事のスピードを落としている?
マネージャーができるいちばん役に立つ質問で、いちばん聞き忘れられる質問です。
- 12.
待っている決定はある?
誰かを待っている状態は、聞くまで見えません。
- 13.
仕事をやりやすくするために、私にできることは?
助けを求めていいと伝えられます。
- 14.
まだ話していないモヤモヤはある?
小さな不満は、言わないままだと大きくなります。
- 15.
一緒に働きにくい人はいる?それはなぜ?
慎重に聞きましょう。対立になる前に摩擦が見えます。
双方向のフィードバック
- 16.
マネージャーとして、私が変えるべきことは?
定期的に聞き、落ち着いて受け止めましょう。そうしないと答えが返ってこなくなります。
- 17.
私のやり方で、邪魔になっていることはある?
同じ質問の、やわらかい聞き方です。
- 18.
フィードバックはどう受け取るのが好き?
書いてほしい人、その場で聞きたい人、1on1でまとめて聞きたい人がいます。
- 19.
この1か月でいちばん誇れることは?
具体的に認めるきっかけになります。
- 20.
もっと欲しいのにもらえていないフィードバックはある?
人はマネージャーが思うより多くのフィードバックを求めています。
成長とキャリア
- 21.
1年後、どんな仕事をしていたい?
5年計画を求めずに、キャリアの話を始められます。
- 22.
伸ばしたいスキルは?
そのスキルが育つ仕事を探せるようになります。
- 23.
仕事のどの部分がいちばん楽しい?
それを増やすことが、いちばん手軽なご褒美になることが多いです。
- 24.
参加してみたいプロジェクトはある?
興味は、新しいことが得意になるための半分です。
- 25.
誰から学びたい?
メンターやペアでの仕事は、研修より効くことがあります。
チームと会社
- 26.
今のチームについて、どう感じている?
誰かが口にする前に、緊張に気づけます。
- 27.
仕事の進め方で、変えたいことはある?
実際に手を動かす人が、壊れているところに最初に気づきます。
- 28.
なぜ今これをやっているのか、納得できている?
納得できていないなら、問題は説明にあって、その人にはありません。
- 29.
チームで、もっと評価されるべき人は?
目立たない仕事を知るいい方法です。
- 30.
何か気になる話を耳にした?
リモートチームでは噂が早く広まり、声に出されることはまれです。
リモートチームならではの質問
- 31.
チームとのつながりを感じている?
孤立はリモートでいちばん多い問題で、いちばん話題に出にくい問題です。
- 32.
行き詰まったとき、誰に聞けばいいかわかる?
わからないなら、おそらく黙って待っています。
- 33.
今の働く時間は合っている?
時差、遅い時間の通話、仕事と家の境目まで含めて聞けます。
- 34.
自宅の環境が仕事の妨げになっていない?
椅子、モニター、回線の改善は安い解決策です。
- 35.
会議は多すぎる?少なすぎる?
リモートチームはどちらにも転びがちです。
上司に聞く質問
1on1は双方向です。マネジメントを受ける側なら、これらの質問でミーティングをもっと活かせます。
- 36.
今、いちばん集中すべきことは何ですか?
努力が大事なところに向かうようにできます。
- 37.
私の仕事をもっと役立つものにするには?
頼まれていることだけでなく、本当に必要なことがわかります。
- 38.
もっとよくできることをひとつ挙げるなら?
ひとつに絞ると、正直に答えやすくなります。
- 39.
チームにこれから起きることで、知っておくべきことは?
放っておくと最後に知ることになる背景です。
- 40.
もっと任せてもらうには、何を示せばいいですか?
「成長したい」という漠然とした思いを、具体的にできます。